2026-07-27

日当は知ってるのに経費にできない?税理士に「精算書がないので」と言われる理由

結論:日当を知っているだけでは、経費にならない

「出張の日当は非課税で経費にできますよ」——そう聞いたことがある経営者は少なくありません。ところが実際に税理士へ相談すると、こう言われることがあります。

「精算書がないので、日当として経費計上できません」

制度自体は間違っていません。問題は、日当を経費として認めてもらうための「証拠書類」が揃っていないことにあります。この記事では、なぜ精算書(出張報告書)が必要なのか、何が足りていないのか、そして今日からできる対策を整理します。

税理士と経営者が精算書について話している様子のイラスト

なぜ税理士は「精算書がないと計上できない」と言うのか

出張日当を非課税の経費として扱うには、税務上いくつかの条件があります。中でも重要なのが次の2点です。

  • 旅費規程を整備していること(日当の金額や支給条件を定めた社内ルール)
  • 出張のたびに、出張報告書(精算書)を作成・保管していること

旅費規程だけを作っても、実際に出張した事実と内容を示す記録がなければ、税務調査の際に「本当に出張したのか」「日当の金額は妥当か」を説明できません。税理士が「精算書がない」と指摘するのは、この裏付け資料が欠けているためです。

制度そのものは知っていても、運用のための書類が伴っていない——これが「日当は知ってるけど経費にできていない」状態の正体です。

旅費規程と出張報告書の関係を示すチェックリストのイラスト

よくある3つのつまずきパターン

実務でよく見られるのは、次のようなケースです。

1. 旅費規程がそもそもない

日当の制度自体は知っていても、条文つきの旅費規程を作っていない会社は多くあります。規程がなければ、日当の支給根拠そのものが存在しないことになります。

2. 出張報告書を書く習慣がない

出張のたびに報告書を作成するのが面倒で、後回しになりがちです。結果として提出されず、そのまま忘れられてしまうケースも珍しくありません。

3. 書いても体裁がバラバラ

報告書を作成していても、フォーマットが統一されていなかったり、必要な項目が抜けていたりすると、証拠書類として弱くなってしまいます。

出張報告書作成でよくある3つのつまずきを示すイラスト

精算書(出張報告書)に最低限必要な項目

出張報告書には、一般的に次のような項目を記載します。

  • 出張者の氏名・役職
  • 出張期間・行先
  • 出張の目的
  • 業務内容(訪問先・打ち合わせ内容など)
  • 支給される日当・宿泊費の金額

これらが揃っていれば、出張の事実と日当の妥当性を示す資料として機能します。逆にどれか一つでも欠けていると、税理士から「これでは計上が難しい」と言われる原因になります。

今日からできる対策:規程と報告書を仕組み化する

旅費規程や出張報告書は、一度型を作ってしまえば、あとは出張のたびに入力するだけで済みます。手作業で毎回一から作る必要はありません。

旅費日当管理は、この「作る手間」を減らすためのツールです。

  • 旅費規程はテンプレートから作成し、PDFで保管できます
  • 行先・目的・メモを入力すると、AIが約300文字の出張報告文を自動作成します
  • 役職別の日当(1日/1泊)を自動計算し、「出張報告及び精算書」としてA4・1枚のPDFで出力できます
  • 履歴はクラウドに保存され、複数端末から精算状況を確認できます

設定は最初の一度だけで、以降は入力するだけ。税理士に「精算書がない」と言われる状態を、仕組みで防ぐことができます。

AIが出張報告書を自動作成しPDF出力する画面のイラスト

まとめ

日当を経費にできない主な原因は、制度を知らないことではなく、旅費規程と出張報告書という証拠書類が揃っていないことです。まずは規程を整え、出張のたびに報告書を残す習慣をつくることが、税理士からの指摘を防ぐ第一歩になります。

報告書や規程づくりの手間を減らしたい場合は、旅費日当管理をお試しください。無料プランでも、AI作成(月3回まで)や日当自動計算・PDF出力を利用できます。

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