大事にしてたこと、その理由まで聞けていますか
大事にしてたこと、その理由まで聞けていますか
子どもの頃、両親や祖父母から「大事にしなさい」と教わったことはありませんか。
私の場合は、お墓参りでした。ご先祖様を大切にするように、と繰り返し言われて育ちました。

手を合わせる意味も、誰のためのお参りなのかも、なんとなくわかったつもりでいました。
でも今になって振り返ると、肝心なことをほとんど覚えていません。
大切な人たちが、大切にしていた「人」のこと。どんな人で、どんな時代を生きて、なぜ大事にされていたのか。そこまではあまり聞いていなかったのです。
ちゃんと聞いておけばよかった
祖父母が話してくれたことは、きっとたくさんあったはずです。
ただ、そのときの私には、まだ聞く準備ができていませんでした。「今度でいいや」と思っているうちに、聞く相手がいなくなってしまいました。

思い出は、薄れていくものだと思っていました。でも本当は違うのかもしれません。
薄れるのではなく、話す機会そのものが、少しずつ失われていく。写真は姿を残せても、口ぐせや空気までは残してくれません。
そして、語り継ぐ人がいなくなると、その先の子どもたちには、もう伝えようがなくなってしまいます。
おもいで文庫が、聞き手になります
おもいで文庫は、その人のことを「AIが物語として書く」サービスではありません。
会ったこともない相手が創作した話は、どれだけよくできていても、遺族にとっては他人の話になってしまうと考えています。

ですから、主人公はあくまで大切なその人。著者は、あなたです。おもいで文庫は、その間に立つ聞き手であり、書き役という役割に徹します。
お葬式で語られた話も、廊下やお斎の席でふと出てきた話も、その日のうちに消えてしまうことがあります。それを受け止めて、家族みんなで一冊に綴っていく——そんな形を考えています。
出来上がったものは、必ず人の目を通してからお届けするという約束です。読んだご家族が「うん、これはあの人だ」と思えるかどうかを、私たちも大切にしています。
縦書きの文庫という形にするのは、それが渡せるものであり、その家の蔵書として残っていくものだと考えているからです。
その人の話を、聞かせてください
聞いておけばよかった、と思うことは、誰にでもあるかもしれません。
でも、まだ聞ける話が残っているなら、今のうちに、形にしておくこともできます。

おもいで文庫は、急かしません。アプリの中で何かを追加で売ることもしません。ただ、大切な人の話を、聞かせていただきたいと思っています。
AIが創作するのではなく、聞き手として大切な人の物語を家族とともに綴り、一冊の文庫として残すサービス